笑う犬 ビションフリーゼ

ビションフリーゼの男の子 ゆき との生活をつづった日記です。

歯石がほぼゼロの歯が一転して...歯科専門医もビックリ仰天。

まずは...

私の前回の記事にリンクを貼ってくださったブロガー様
どうもありがとうございました



今日はゆきの出番は無しです

まだ、ちょっと
犬の歯の話が続きます。

すでに先週からの記事にも書きましたが
歯石取り&処置が必要なのは
歯と歯肉の間の部分(歯肉縁下)、そして
歯周ポケットなのであって

歯肉より上の部分の歯石を取っても
歯周病防止や歯周病の進行を遅らせるという点では
ほとんど意味がないとされている...と書きました。

今日の記事は
私たちが住んでいる町にある
歯科専門医/口腔外科医のブログ記事からのもので
こちらの病院に連れてこられた
5歳のヒュー君(ミニチュア・ダックス)の
歯科専門医もビックリ仰天なケースです

(写真も勝手に拝借しました

ヒュー君の飼い主さんは
犬の多頭飼いをしていて
ヒュー君と同居犬数頭を
こちらの歯科専門医に診察に連れてきたそうです。

同居犬はどの子も歯周病がひどいのが
見て取るようにわかる状態でした。

それとは反対に
ヒュー君の歯はほぼ完璧なぐらいに真っ白。

5歳まで一度も歯石取り(全身麻酔でも無麻酔でも)を
したことがないのにもかかわらず...です。

しかも、酷い歯周病に罹っている同居犬たちと
毎日、全く同じものを食べ
同じライフスタイルを送っているのに...です。

しかし、ヒュー君ひとりだけ、歯周病に罹っていないことに疑問を感じ

ほぼ完璧な歯をしているように見えるヒュー君も
同居犬と一緒に診察してもらいに連れてきたそうです。

専門医が肉眼で見る限りは、ほとんど
問題がなさそう。

グラグラしている歯もなかったそうです。

(グラグラしている歯=歯周病がかなり進行しているサインです。)

しかし、5歳なのに一度も歯石除去をしたことがなかったことと
ヒュー君が小型犬だということで
全身麻酔をしてレントゲンを撮ってみたところ...
(レントゲン撮影さえ、全身麻酔でないと不可能なのです)

専門医もビックリの結果でした。

まず次のレントゲン写真は
ヒュー君のものではなく
全く別の動物病院のホームページから
私が無断で拝借しちゃったものです。



#1.Sept. 9, 2016

年齢的には中年の犬の歯の写真です。

歯周組織には問題がない犬のレントゲン写真です。

歯を支えている歯槽骨が歯周病に侵されていないので
歯だけでなく歯槽骨も白っぽく写っています。

健康な歯周組織の例として載せてみました。



#2.Sept. 9, 2016

こちらはヒュー君の
治療前の左上の歯の写真です。

少し歯石が付いていて
矢印の部分は歯肉炎になっているそうです。

(歯肉炎だったら、治療で元通りの健康な状態に戻せます。)

見える部分だけで言ったら
歯石が付いていたのは
この左上の歯だけでした。

しかし、レントゲン写真を撮ってみた結果
歯肉炎(軽症)だけだと思われていた部分は...



#3.Sept. 9, 2016

歯槽骨が無くなっていました。

(矢印が指している黒っぽい部分。)



#4.Sept. 9, 2016

こちらはヒュー君の治療前の
右上の部分の歯です。

5年間、一度も歯石取りをしたことがないのに
歯石が付いてませんし
歯肉の異常も見られません。

しかし、レントゲン写真を撮ると...



#5.Sept. 9, 2016

矢印で指している2本の歯の部分の歯槽骨が
無くなっているのが写っていました。



#7.Sept. 9, 2016

こちらは治療前の
ヒュー君のお口の右下の部分です。

歯肉にも異常はないそうですし
歯石も全く付いていなかったそうですが...



#8.Sept. 9, 2016

こちらの3本の歯の
歯槽骨もダメだったそうです。



#9.Sept. 9, 2016

最後は治療前の左下の部分です。

こちらも歯肉より上の部分は
歯石がほぼゼロだそうです。

一度も歯石取りをしたことがない
5歳の小型犬にしては奇跡のようですが
レントゲン写真を見ると...



#10.Sept. 9, 2016

これら4本の歯、全部
重度の歯周病でした。

一番大きな歯の右隣りの歯に
直線が引いてあるのが見えますでしょうか?

本来なら(正常ならば)
この直線の高さまで
歯槽骨があるそうです。

レントゲンでは軟らかいものほど
黒く映るそうですから
歯槽骨があるはずのこの部分も
骨が無くなっていることがわかります

人間の歯科健診でも使いますが
歯周ポケットを測定するプローブで
歯周ポケットの深さを測ってみたら...



#11.Sept. 9, 2016

14ミリもあったそうです。

ちなみに正常な歯(歯周)だと
1ミリから2ミリまでの深さしかありません。

(1ミリだけ...という人もいます。)

この歯は咀嚼において、とても重要な役割をするので
根幹治療をしてでも「救いたい」歯なのでしょうが
歯周病があまりにもひどく
根幹治療の対象にさえなれない歯だそうです。



#12.Sept. 9, 2016

左下の4本を抜歯した
アフターのレントゲン写真。

(ここに写っているのは
 歯周ポケットが14ミリもあった一番大きな臼歯の跡です。)

この部分には抜歯後
人工骨の移植がなされたそうです。



#13.Sept. 9, 2016

こちらは左下部分を治療した後の写真。

「5年間、一度も歯石取りをしたことがないのに
 この子だけ歯石がほぼゼロなのはおかしい」ということで
飼い主さんに専門医に連れてこられたヒュー君でしたが

結局、この日は12本を抜歯
その他、数本の歯も治療を受けたそうです。

ヒュー君は歯科専門医/口腔外科医ももビックリの
珍しいケースで
そう滅多にあることではありませんが

見える部分の歯の白さにばかり気を取られて
歯科検診&処置を怠っていると
こうなるかもしれないという
とても勉強になるケースでした。

(全身麻酔無しではレントゲン撮影もプローブでの測定もできないのですよね
 

あと、ほんのちょっとだけ続きます。


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