笑う犬 ビションフリーゼ

ビションフリーゼの男の子 ゆき との生活をつづった日記です。

全身麻酔での歯石取りって、かわいそうなの?

今日もゆきに会いに来ていただき
ありがとうございます。

前回の記事の続きです。

日本のサイトで
全身麻酔下の歯石取りについて検索すると

「歯石取りごときに全身麻酔をかけるのは可哀想」
「全身麻酔は危ない」 

...といった
全身麻酔下の歯石取りを否定する情報が
溢れんばかりに出てきます。

ただ、これらの否定派の情報の発信源は
プロ(つまり、獣医師)ではない人たちが殆どです。

(ちなみに、アメリカでは
 全身麻酔以外での歯石取りに反対する情報の方が
 圧倒的に多いです。)

「犬に全身麻酔をかけていいのは、一生のうち一度だけ」とか
「全身麻酔は寿命を縮める」などと
日本人が書いたものを何度か読んだことがあります。

日本人の方は驚かれると思いますが
アメリカでは犬の歯石取り(全身麻酔下です)は
大型犬だったら2歳から、そして
小型犬だったら1歳から始めて
一年に一度すべきだというのが
大多数の獣医師の意見です。

私の周りのアメリカ人で
犬の健康管理にとても気遣っている人たちは
やはり、年に一度、全身麻酔での歯石取りを
させてあげている人が多いです。

先日、うちにホームステイしに来てくれた夫の親友と
犬の歯のケアの話をしたのですが

夫の親友が以前、犬(中型犬)を飼っていた時は
1歳から13歳までの間
毎年、全身麻酔での歯石取りを受けさせてあげたそうで
14歳の時にそのワンちゃんは亡くなったそうです。

亡くなった原因は長いこと持病を抱えていたそうで
その病気は全身麻酔とも歯周病が原因でなる病気とも
全く関係のない病気です。

また、小型ミックス犬を飼っていたアメリカ人の犬友は
1歳から15歳までの間、毎年、全身麻酔での歯石取りを受けさせてあげた後
彼女のワンちゃんは18歳で天寿をまっとうしてくれたそうです。

この方たちのワンちゃんたちの例を考えると
「全身麻酔をすると寿命が縮む」という意見は
どうなんだろうって思います。


日本のように麻酔に対しての恐怖を植え付けるような
情報が氾濫していたら
御自分の犬の健康と幸せの為にベストを尽くしたいと思っている飼い主さん達が
全身麻酔での歯石取りを避けるのも
仕方がないと思います。

ただただ、「麻酔は危ない」では
曖昧でわからないので
アメリカでの犬の麻酔のリスクを調べてみたところ

犬の麻酔事故の確率は
0.1% だと主張する獣医医療の専門家と
(↑より古い資料)
0.00001%(10万分の1)だと主張する獣医医療の専門家 
(↑より新しい資料)
とに分かれました。

(歯石除去の麻酔だけでなく
 あらゆる手術のでの統計結果です。)

より現実的な0.1%の方が正しいとして...。

この 0.1% という数字は
麻酔へのリスクが高い犬でも
敢えて手術を行った
リスクの高いケースも含まれているそうです。

また、私が読んだ日本の獣医師のブログによると
その獣医師の病院では
麻酔の深さを5段階に分けていて

例えば、骨折の手術になるとレベル4になるけど
歯石除去や去勢手術の麻酔は
最も軽いレベル1だそうです。

ですから、手術全般の麻酔事故の確率が0.1%だとしても
健康に何も問題のない犬が術前検査もパスした後
全身麻酔下の歯石取りをした場合の麻酔事故の確率は
0.1%よりもずっと低くなるのではないかと思います。

もちろん、心臓、腎臓、肝臓などの疾患、そして
てんかんのような持病がある犬や
超高齢犬にも
全身麻酔下の歯石除去を勧めているわけではありませんし

まずは、歯科治療の技術がある獣医さんに
相談するのがベストだと思います。

(ちなみに、超高齢犬といえば
 私の町にある歯科専門医・口腔外科医は
 20歳まで全身麻酔下の歯科治療を普通にしていて
 他の獣医さん達は御自分で飼っている超高齢の犬・猫の治療を
 こちらの専門医にお願いしにくるそうです

麻酔事故の確率が0%ではないのにもかかわらず
全身麻酔までして歯石を取るのは
「かわいそう」だと思う飼い主さんもいると思いますし

麻酔事故の確率が0%でないとはいえ
必要な歯科処置&治療(=全身麻酔無しでは不可能)を
最後の最後まで受けさせてあげないことを
「かわいそう」だと思う飼い主さんもいると思います。

私がゆきに初めて、歯石取り(全身麻酔下)を受けさせたのは
5歳になってからなので
アメリカの常識からしたら
標準の医療を受けさせてあげてなかった
飼い主ということになってしまい
私なんかが言うことは、説得力に欠けますが

麻酔もどんどん進化して、より安全になっているのに
いまだ、全身麻酔下の歯石除去に関して
曖昧で恐怖心をあおるだけの情報が
日本にはあまりにも多いので
今日はこの記事を書くことにしました。

次回の記事に続きます。

(まだ、続きます

おまけ。



#1.Sept. 7, 2016

ゆきの右前脚のハゲが
偶然、見えていない写真

脚の毛はホント、伸びるのが遅いですね

毛が無い分、お手入れが楽なので
まあまあ、気に入ってます


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